食生活

生理痛がひどい…そんな時におすすめな食材と栄養成分

毎月訪れる生理。出血があるだけでも大変なのに、つらい生理痛やPMSに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
生理痛を経験したことがある女性は全体の約8割に及ぶとされており、ほとんどの女性が何らかの症状を毎月感じていることになります。
PMSや生理痛はホルモンの乱れが関係し、過労や精神的ストレス、食生活の乱れなどが原因となることがほとんどですが、日常生活に支障をきたすほどの生理痛(月経困難症)には、子宮内膜症や子宮筋腫といった疾患が隠れていることもあります。つらい生理痛に悩んでいる方は一度、婦人科を受診することをおすすめします。

生理痛をやわらげる食材と栄養成分

マグネシウム・ビタミンB6

マグネシウムやビタミンB6には子宮収縮を緩める働きがあります。
またビタミンB6には女性ホルモンの代謝を良くする効能も期待できるので生理痛緩和に効果的です。

多く含まれる食品 大豆、アーモンド、マグロ、さんま、鮭など

ビタミンE

ビタミンEはホルモンの生成や分泌に関与し、女性ホルモンの代謝をサポートする働きがあります。

多く含まれる食品 柑橘類、かぼちゃ、ねぎ、にんじん、生姜、アボカド、ナッツ類など

タンパク質

タンパク質は筋肉や皮膚・爪を作るだけでなく、血液や女性ホルモンのもとになります。不足しがちな栄養素なので、さまざまな食品から毎食しっかり摂取しましょう。

多く含まれる食品 肉類、魚介類、卵、大豆および大豆製品、乳製品

赤身の肉・魚はタンパク質摂取と同時に鉄分の補足にも繋がるので生理中には積極的に摂取したい食材です。

生理中は全身の血行が悪くなり、子宮がうっ血するため、よりいっそうカラダが冷えやすくなります。
カラダの冷えによって下腹部の痛みや頭痛、腰痛などの生理痛が起きやすくなるので冷えを和らげるためにも、カラダを温める効果のある食品を摂るように意識していきましょう。

カラダを温める効果のある食材

ねぎ、にんにく、生姜、根菜類、冬が旬の野菜、味噌、肉類、魚類、しいたけ、ココアなど

また、

  • 足湯や湯船につかる
  • マッサージ
  • ストレッチ
  • 適度な運動

などでカラダを温めると血流促進につながるので全身を効果的に温めることができます。
疲労回復、リラックス効果、むくみ解消にも繋がりますので、生活の中に取り入れて快適な生理期間を過ごしていきましょう。